今回は( オンラインカジノ ) ギャンブル依存症 についての記事です。ギャンブル依存症についての理解を深め、自己分析をしていきましょう。知識をきちんと得ることによって、今後の行動も少しづつ変えられるはずです。診断も用意しているので、不安な人はぜひ一度診断もお試しください

ギャンブル依存症 は身近にあるとても恐ろしい病気です。
この記事を読んで、少しでも理解を深めていただければと思います。
こんにちは、カジノニュースの大久保です。
今回は 「 ギャンブル依存症 」についてご紹介します。
オンラインカジノ ( オンカジ )は24時間いつでもどこからでもネット環境さえあれば遊べる分、ギャンブル依存症になりやすいという
性質があります。
オンラインカジノサイトの自己規制などを上手く利用していくことも大切です。
ギャンブル依存症についての理解を深め、自己分析をしていきましょう。
知識をきちんと得ることによって、今後の行動も少しづつ変えられるはずです。
ギャンブル依存症 とは

依存症と言っても、アルコール依存症や麻薬依存症などさまざまありますが、ギャンブル依存症というのは 「賭け事」 に関する依存症のことを指しています。
一般的には、 「パチンコパチスロ、カジノや公営競技のような”賭け事”にのめりこむことにより日常生活もしくは社会生活に支障が生じてしまい、治療を必要とする状態」 のことをを指しています。
オンラインカジノは公営ギャンブルなどと比較しても還元率が全体で97%程度と非常に高く、一瞬にして億を超える賞金を手にすることも出来る可能性があるため、一度大勝ちを手にするとのめり込みやすいといった特徴があります。
まずはギャンブル依存症に陥りやすいギャンブルの種類をご紹介しますね。
主にみられるギャンブルの種類
・パチンコ、パチスロ
・競馬、競輪、競艇
・ロト、宝くじ
・ランドカジノ、オンラインカジノ
・スポーツくじ、ブックメーカー
・賭け麻雀、賭け将棋
・裏カジノ、裏スロット
など様々な種類があります。
また、 中には友人同士等のやりとりで、 「この勝負勝ったらXX奢りね」 といったやり取りや 「明日XXが遅刻したらコーヒー買ってね」 なども軽度の賭け事に該当します。
ギャンブル依存症 に悩む人口
ギャンブルというのは日本のみならず世界中で行われています。
ですが、 日本は世界的に見てもギャンブル依存症の患者が多いのです。
実際にデータを見てみましょう。
日本でのギャンブル依存症の有病率
日本ではギャンブルはアルコール、 薬物と並んで3大依存症の一つに数えられています。
厚生労働省が行ったギャンブル依存症の実態調査によると、 生涯においてギャンブル依存症が疑われる状態になったことがある人は成人のうちおおよそ3.6%という結果が出ています。
これを日本の人口で換算すると、 約320万人に相当するのでかなり多い数字でしょう。
ちなみに、 直近の1年間でギャンブル依存症が疑われる状態だった人は0.8%で、 同じく日本の人口で換算すると約70万人となります。
この結果は国立病院機構久里浜医療センターは国からの要請を受けて調査をしており、 期間は2017年5~6月、 日本全国300地点の住民基本台帳からランダムに選出した20~74歳の男女1万人を対象に行い、うち4685人の面接調査で有効回答を得ています。

調査の結果、人生においてギャンブル依存症、もしくはそれに準ずる状態になった人は158人 (3.6%) 。
男女別では、男性6.7%、女性は0.6%と男性が圧倒的に多い結果となっています。
お金を費やしたギャンブルはパチンコ・パチスロが最も多く、全体のうち123人 (2.9%) でした。
また、インタビューから逆算し過去の1年間のうちギャンブル依存症が疑われた人は32人 (0.8%) でした。
男女別では、男性1.5%、女性0.1%。平均年齢としては46.5歳で、最もお金を使ったのは当然といえば当然ですがパチンコ・パチスロ (26人) となりました。
過去1年以内の賭け金としては、平均でひと月に5万8000円 (中央値は4万5000円) でした。
また、警察庁の調査によると現在ではパチンコホール店舗数の減少は歯止めがきかず1996年から見て21年連続でマイナスとなっています。
その一方では、遊技機の設置台数に関してはパチンコ機がやや減少傾向、パチスロ機が増加傾向で、全体としてはあまり変わらず、町のスロット屋さんが無くなり大手企業の店舗が増えている傾向にあります。
ギャンブル依存症 の歴史

この章ではギャンブル依存症の歴史についてご紹介します。
ギャンブル依存症は1970年代後半ごろ、 WHOからの発表で 「病的賭博」 という名称がつき正式に病気として認められました。
元々は依存症というのは 「科学、化学の分野で物質に対して使う依存症という定義」 でした。
ギャンブル依存症というのは、先ほども取り上げた通りビールやストロング系アルコールや覚せい剤などのドラッグに対する依存症と症状の特徴が似ており、そして依存症に陥ってしまった際の社会的な問題も大きいため、行為はもちろんのこと、過程の依存症の中で特にギャンブル依存症のみが、物質的な依存症との関わりが深い病気として考えられています。
診断の基準上として物質依存症と同じ分類にギャンブル依存症が含まれるようになったのは、2013年に出版されたDSM-5 (米国精神医学会が定めた診断基準) 以来のことです。なので、近年になって非常に問題視されている病気なことがわかりますね。
ギャンブル依存症 の症状、診断

ギャンブル依存症の症状としてあげられるのは、大きく分けて
- ギャンブルにのめり込み、辞め時を失う
- 興奮を求めて賭け金が増えていく
- ギャンブルを減らそう、やめようとしてもうまくいかない
- ギャンブルをしないと精神的に落ち着かない
- 負けたお金をギャンブルで取り返そうとする
- ギャンブルのことで嘘をついたり借金したりする
といった症状が特徴です。
カジノニュースでは、あなたがギャンブル依存症かどうかをチェックする診断を用意したので、ぜひ試してみてください。
ギャンブル依存症 の発現要因

ギャンブル依存症にはなりえる原因、要因が5つあるといわれています。
アメリカのギャンブル依存症に関して分析をしている DSM-5 という機関が5つの要因について解説しているので、自分に当てはまる部分がないか見てみてください。
気質要因
気質要因というのは性格のようなもので、未成年、成人してすぐのうちからギャンブル経験がある人は、ギャンブル障害の割合が増加しやすいという統計が出ています。
また、ギャンブル依存症の人の性格には、衝動的なタイプ、競争心が旺盛なタイプ、落ち着気がないタイプ、そして飽きやすい人タイプに多いと考えられます。
全員に共通しているのが他人から認められるかどうかを過度に気にする傾向にあり、ギャンブルに勝ったときは浪費といえるほどに気前良くおごったり、高い買い物をする傾向が強いです。
遺伝要因
DSM-5の研究内ですが、ギャンブル依存症には遺伝的要因も関連していると発表しています。
これは両親や兄弟、姉妹、もしくは親族にギャンブル依存症の方がいた場合、偶発的に発生するとの情報があります。
脳関連要因
ギャンブル依存症は脳の作り、判断基準によっても左右されます。
先を見越した意思決定をしにくい考え方、感情に影響されやすい考え方、低確率を高めに見積もってワクワクする考え方、また高確率を低く見積もってハラハラしたりする考え方をする傾向がある人は、ギャンブルにはまりやすくなると定義しています。
また専門的な用語になりますが、視床のノルアドレナリン・トランスポーターの密度が高い人ほど損失忌避性が小さくり、勝負に大胆になることを示しています。
心理的要因
心理的要因はギャンブル依存症において大きな要因を占めるかと思います。
多くの人は負の感情を紛らわせようと思いギャンブルに走ったりするのですが、紛らわせることができるのは一時的なものに過ぎず、店を出ると再び負の感情が湧き出てきてまたギャンブルに走り、最終的にはギャンブルをしていないと負の感情に対処できなくなってしまい、常にギャンブルをする状態に陥っていくスパイラルに陥ります。
また、ギャンブル依存患者に多いのが負けが続く中でたまに勝ちを経験するとその経験に執着し、負けが続いていても 「負けが続いているからそろそろ勝つだろう」 あるいは 「これだけ負けたから次は絶対に勝てる」、 「設定上ここで辺りが来る」 などという心理状態になってしまい、過去の成功パターンを繰り返そうとする傾向にあります。
環境的要因
心理的要因の次にあげられるのがこの環境的要因です。
「ストレス発散の手段としてギャンブルをやってはいけない」 という形で表れ、街中の至る所にあるギャンブル店が目に入ってしまい、欲望に逆らえず入店してしまうという流れで依存度を加速させます。
そのほかにも、駅前にあるパチスロ店のトイレは駅やコンビニにある公衆トイレよりも清潔で綺麗なことが多く、用足しで入店、その後に流れで打つというケースもあります。
治療方法

ギャンブル依存症に陥る人は、 ギャンブルが好きでハマる人と、 ギャンブルが好きではないがやってしまう人に分かれます。
両者に言えるのですが、 国立病院機構久里浜医療センターの診断によるとギャンブル依存症を克服するまでに3年もの歳月がかかるとしています。
厄介なのが、 アルコールや薬物と一緒で 「克服したからと言って誘惑は至る所」 にあります。
完全に違法で手に入りづらい薬物と違い、 パチンコ店などは町中にあるので一生かけて付き合っていく必要があります。
病院に行くのが一番ですが、 日常的に意識できる治療方法があるので、 いくつか紹介します。
ギャンブルが好きでハマる人
ギャンブルが好きでハマる人は、好きなゲームタイトルが実機になったり、演出、雰囲気が好きだったりします。
お金の増減こそないものの、無料でできるギャンブルゲームや、ゲームセンターのメダルゲーム等、金銭が絡まないゲームを行い徐々にギャンブルから遠ざけるのが有効です。
また、アニメ、ゲーム系が好きな人は原作を見直す、読み直すことで症状が緩和する例もある層です。
近年だと、Youtubeでのパチスロ実況を見て 「行った気になる」 人も多いようです。
ギャンブルが好きではないがやってしまう人
ギャンブルが好きではないのについつい通ってしまう人は、根本的には日常生活の問題が起因している場合がほとんどです。
家族や恋人とのトラブル、 仕事のトラブル、 金銭のトラブル等日常生活での不満を解消するツールとしてギャンブルに走る人が多いです。
こういった方の場合は、 家族や恋人との関係を修復したり、 転職したり、 新しい趣味や友人を見つけることで解消される場合が多いです。
ギャンブルが好きでもないのに行ってしまうという人は、 日常生活を見直してみましょう。
家族、身近な人がギャンブル依存症だった場合

もし自分の周りにギャンブル依存症の方、 ギャンブル依存症の兆候が見られる方がいたら、まずは逃げずに本人にギャンブル依存症であることを伝えてあげましょう。
ギャンブル依存症に陥っている人は自分では依存しているという判断がつかず、 他人の言うことを信用しません。
まずは気づいてもらうことが大事です。
また、 ギャンブル依存症に関する知識がないまま 「ギャンブルをやめろ」 と発言するのは逆効果です。
本人は辞めたくてもやめられない状態なので、 寄り添っていく姿勢、 長い年月がかかるという気概を持って接していきましょう。
もし本人に言うことが難しい、 行動に移すのが難しいようであれば、 次章の相談窓口を利用してみましょう。
オンラインカジノを利用する際にはオンカジサイトのマイアカウントからもしくはサポートに問い合わせをして【自己規制】を必ず利用するようにしましょう。
相談窓口
ギャンブル依存症は国を挙げて対策をとっており (消費者庁) 、 相談窓口も様々な症例によって分けられています。
該当する部分があれば、ぜひ利用してみてください。
下記は消費者庁の情報です。
借金問題を相談する窓口
- 消費者ホットライン
- 多重債務者向け相談窓口
- 法テラス・サポートダイヤル
- 公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会
- 日本貸金業協会
- 全国銀行協会カウンセリングサービス
- 弁護士会(各地の弁護士会相談窓口)
- 各地の司法書士会一覧
金融関係団体における貸付自粛の取組
保健・医療関係の機関
ギャンブル等依存症の支援団体
自助グループ
- GA日本インフォメーションセンター(当事者)
- 一般社団法人ギャマノン日本サービスオフィス(家族・友人)
競技施行者・事業者におけるのめり込みに不安がある方への対応
- 日本中央競馬会インフォメーションデスク
- 各地方競馬場における窓口
- 競輪に係る公益財団法人JKAお客様相談コーナー
メール:webmaster■keirin-autorace.or.jp
※メール送信の際には、■を@に入れ替えて下さい。 - オートレースに係る公益財団法人JKAお客様相談コーナー
メール:webmaster■autorace.jp
※メール送信の際には、■を@に入れ替えて下さい。 - 一般財団法人ギャンブル依存症予防回復支援センターサポートコール
- 認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク
関係府省庁からの情報
- 政府広報オンライン
- 内閣官房(ギャンブル等依存症対策推進本部)
- 金融庁(改正貸金業法・多重債務対策について)
- 金融庁(貸付自粛制度について)
- 厚生労働省(依存症対策)
- 文部科学省(依存症予防教育)
- 文部科学省(ギャンブル等依存症指導参考資料について)
- 法務省(令和元年度における再犯防止シンポジウム)
関係団体等からの情報
地方公共団体別相談窓口
- 地方公共団体におけるギャンブル等依存症対策に係る取組状況[PDF:6.0MB]
- 青森県青森市
- 岩手県
- 山形県中山町
- 福島県双葉郡双葉町
- 茨城県つくば市
- 茨城県稲敷市
- 茨城県阿見町
- 栃木県那須塩原市
- 群馬県明和町
- 埼玉県志木市
- 神奈川県
- 神奈川県川崎市
- 神奈川県横浜市
- 神奈川県厚木市
- 山梨県
- 岐阜県加茂郡川辺町
- 大阪府大阪市
- 大阪府富田林市
- 大阪府大阪狭山市
- 兵庫県宍粟市
- 島根県
- 島根県江津市
- 島根県邑智郡邑南町
- 香川県坂出市
- 沖縄県
まとめ
ギャンブル依存症は一生をかけて付き合っていく必要があります。
日本だけではなく世界中で依存症に苦しんでいる人は存在します。
一人で悩む必要はありません。ぜひ身近にいる人、相談センターに連絡をしてみてください。