沖縄県警サイバー犯罪対策課や京都府警サイバー捜査課をはじめとする6府県警の合同捜査本部は、インターネットを利用した賭博行為により、オンラインカジノ麻雀サイト「DORA麻雀」の運営者として活動していた男女7人を逮捕したと発表しました。このオンラインプラットフォームは、海外の法人によって管理されており、日本国内のユーザーを対象に賭け麻雀を提供していたことが特徴です。サイトは約7万4千の会員を抱え、これまでに総額約23億円の資金がサイト内で動いたと推定されています。この資金のうち、勝利金から10~15%の範囲で運営費名目の手数料が徴収されていたことが明らかになりました。
逮捕された中には、沖縄県うるま市、宜野湾市、浦添市に住む3人を含む日本国内の住民と、千葉県在住で米国籍を持つ36歳の男性が含まれています。彼らはサイトの日常運営、入金管理、宣伝・広告活動など、様々な役割を分担していたとされ、オンラインで賭け麻雀をさせるために共謀していた疑いが持たれています。この一連の逮捕は、日本国内でオンライン賭博サイトの運営者が逮捕された初の事例として、大きな注目を集めています。
合同捜査本部は、オンライン賭博の摘発を通じて、インターネット上での違法な賭博行為に対する警告を国民に発しています。また、今回の逮捕により、インターネットを介した賭博行為の社会的リスクに対する意識が高まることが期待されています。警察は引き続き、オンライン上での賭博行為の監視を強化し、法を遵守した安全なインターネット環境の維持に努めていく方針です。